972編公開中。 今を映す手鏡のように
1945年 の一覧
2020.4.17
僕の日本語がなぜつうじるのか
縦書き
 アメリカの爆撃機による東京の空爆を逃れて、山口県の岩国にいた僕は、一九四五年八月六日の朝、友人の家から自宅へ帰るため、ひとりで外を歩いていた。広島に投下された原爆の閃光を、当時五歳の僕は、全身で受けとめるかのように、う…
2016.3.6
一九四五年秋、民主主義の始まり
 仕事の現場で、珍しく、久しぶりに、同世代の男性と知り合った。落ち着いたスーツにネクタイ、やや白髪の紳士だ。見た目での年齢の見当は僕にはつけがたかったが、太平洋戦争に日本が大敗戦した年の四月に、小学校一 年生になったとい…