882編公開中。 今を映す手鏡のように
経済 の一覧
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2017.7.5
ドル安・円高の方向とは
縦書き
 製品を作ってそれを外国へ輸出し販売する。代金を回収する。製品を作るのにかかった直接・間接のコストすべてを引いた残りが、ごく単純には、その製品を作って売った企業の儲けとなる。そしてそのあと、輸出には為替市場が介在するから…
2016.12.23
「そいつぁ、いかすぜ」
「いかすぜ」という言いかたが登場したのは、一九五〇年代のなかばだったと思う。当時のひとりの映画スターの個人的な口ぐせのような言葉だったが、ものの見事に時代を反映していたがゆえに、十代後半から二十代半の、戦後生まれとは言え…
2016.11.23
社員証と高い付加価値
『スーダラ節』という歌が全国的なヒットになったのは一九六一年のことだ。この歌によれば、サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ、ということだった。文字どおりこの気持ちでいた人たちが多かったと同時に、これでいいのか、このままで…
2016.7.22
庶民の不安はどこから
 庶民、という言葉に別の言葉がつき添うものの言い方に、どのようなものがあるか。名もなき庶民、というのは代表格だろう。名は誰にもあるのだが、名もなき人々、つまり無言無抵抗の存在としてひとくくりにされて放り出されている人たち…
2016.5.1
そして国家がなくなった
二〇〇四年三月十五日*本文末「まえがき」参照  一九九一年の湾岸戦争のあと、「国際社会における日本の役割に関する特別調査会」というものが、日本で政治家たちによって作られた。そしてここから出てきたのが、日本は普通の国になる…
2016.4.9
「弱い円が日本の政策である」
ー2003年11月10日*ー  円とドルの関係をめぐる記事を新聞から切り抜いておくと、ひと月もするとそれはたいへんな量になる。こんなに情報があると収拾がつかなくなるのではないかと思うほどの量だ。円高とドル安の推移が、日々…
2016.3.12
「わからない」と答える人たち
 アメリカとイギリスがイラクに対しておこなう戦争を、日本が支持することについてどう思うかというアンケート調査に、「わからない」と答えた人たちの数が半数を越えていた。やっかいな問題であることは確かだが、いくら考えてもわから…
2016.2.16
この貧しい街の歌を聴いたかい
「きみが言っているジャパニーズ・スタイルというものが、わかってきたよ。僕が写真を撮るときには、風景にしろ人物にしろ風物にしろ、とにかくその場所の土地がらと言うか、そこに固有の物や人のありかた、感触、雰囲気、空気感などを狙…
2016.2.4
自然から遠く離れて
 明治時代までの日本人は自然とともにあった。あらゆるかたちの自然を信頼し、必要にして充分に畏れ、自然のなかに自分たちが見つけることの出来るさまざまな恵みに寄り添い、それらと静かに共生し、美しい緊張関係のなかにすべての人が…
2016.2.1
長期低迷経済の丸飲み
 二〇〇三年の四月から八月にかけて、日本における首相の支持率は五十パーセント前後を推移した。支持した人たちがあげた主な理由は、言葉の歯切れが良い、人柄が良さそう、金銭や女性に関して清潔そう、といったものだった。このような…
2016.1.8
正社員という絶滅危惧種
 正社員、という言葉を目にする機会が多いことに、ふと気がつく。人の口から聞くことも多い。街頭で取材中のTVカメラに向かって、「今年卒業ですけど、会社に入るなら正社員を希望しますね、やっぱり」などと、青年が語っている。ほん…
2016.1.6
いきづまりに立ち会う
 世界ぜんたいのいきづまりに立ち会えるとは思わなかった。いずれも世界最高の知性と呼ばれている各国の知識人たちの意見は、ほぼひとつのところにまとまる。どのようなものになるかはまったくわからないが、これまでとはまるで異なる、…
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