981編公開中。 今を映す手鏡のように
江戸時代 の一覧
2020.9.11
御八つ、お三時、三時ですよ
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 こうしてスパゲッティ・ナポリタンを初めて体験してからの僕が、なにかと言えば店でナポリタンを食べる子供になったかというと、そんなことはなかった。ナポリタンを作ってくれるよう、母親に頼む子供にもならなかった。なぜなら、この…
2020.5.19
ナポリへの旅
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 スパゲッティ・ナポリタン、という呼び名の料理が、かつて日本にあった。あるいは、いまでもまだある、と言うべきか。間に合わせにちょっとなにか食べておく、という食べかたの伝統が、たとえば首都東京には江戸時代からある。江戸に流…
2018.4.27
大問題を語り合えない日本語の閉塞感
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〈書評〉滝浦真人著『日本語は親しさを伝えられるか』  日本の人たちに深く浸透している出口のない閉塞感について、多くの人が語るのをこの数年しばしば目にする。しかし僕の記憶によれば、おなじような議論は一九六〇年代の初めからあ…
2018.4.13
眠れる東京の坂や谷が目覚める
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〈書評〉大竹昭子著『日和下駄とスニーカー 東京今昔凸凹散歩』  僕は東京の人だが、これまで生活してきたのは、坂も階段もないところばかりだった。東京が持ついくつかの特異性のうち、最大のものはその地形であると気づいたのは、四…