884編公開中。 今を映す手鏡のように
手帳 の一覧
2017.9.14
パリから一通の封書が届いた
縦書き
 もう何年もまえに東京からニューヨークへいってしまい、いまでは主としてニューヨークとパリで忙しく仕事をしているひとりの女性がいる。彼女はぼくよりも年上であり、ぼくは彼女にとって、あまり出来のよくない弟のような存在だ。彼女…
2016.4.30
手帳のなかのお天気
 表紙で計って縦が七十ミリ、横が百五ミリ、そして厚さは十五ミリ。一ページのスペースはこれよりひとまわり小さく、その一ページぜんたいのスペースが、細い罫によって五ミリ幅の十六行に、仕切られている。これがその手帳の本体だ。ペ…
2016.4.25
手帳に書くことなんてなにもない
 ぼくがいま使っているダイアリーの、四月二十五、二十六、二十七日の、クロースアップだ。このダイアリーでは一日が一ページであり、したがって二日を経過すると、右のページの右下の隅を、カーヴして入れてあるミシン目から切りとる…
2016.1.5
システム手帳とはなにか
 システム手帳、という言葉を僕はさきほどから観察している。すっかり日本語になりきった言葉だ。いくら観察しても、もはやなにごとも起きそうにない。しかし、考えていく作業のスタートとしての観察なら、観察する価値はあるような気が…
2016.1.2
[モールスキンの手帳]
 書きとめておきたいことはすべてなんでも書いておくことのできる、そしてそうしたければいつも身につけていることのできる、なんでも帳、大福帳としての手帳あるいは小型のノートブックとして、僕がもっとも好んでいるモールスキンの手…