972編公開中。 今を映す手鏡のように
小学校 の一覧
2020.7.3
僕はこうして日本語を覚えた
縦書き
 日本で育っている子供は、その子供をいつも取り巻いている日常のなかで、日本語を覚えていく。身辺にいる大人たちが喋るのを聞いては、覚えていく。育っていく環境という、成り行きの見本のような日常のなかに、どの子供もいる。その成…
2020.3.17
梅雨の日に傘をさして学校へいったら
縦書き
 東京から山口県の岩国へ、そしてそこから広島県の呉へ。戦後に小学生となった僕は、呉に移ったとき五年生だったと思う。今日からあの小学校へ通うのだと言われた小学校へ、初日はまともにいってクラスの全員に、転校生として紹介された…
2017.9.25
幼い頃の自分について語る(3)
縦書き
《(2)からのつづき》 3  小学校の六年生だった頃の自分について書くのは、これで三回めです。材料がなにもないけれど、ないとは言わないでなにか思い出してみようと思いつつ、ワード・プロセサーのキーをまるでつまびくように叩き…
2017.9.24
幼い頃の自分について語る(2)
縦書き
《(1)からのつづき》 2  ぼくは、小学校六年生の頃には、すでに専門家になっていました。なにの専門家かというと、出来るだけ学校へいかずにすませる専門家です。小学校六年生の頃には、ぼくは一年のうち三十日くらいしか学校へい…
2017.9.23
幼い頃の自分について語る(1)
縦書き
1  ぼくは六歳から十四歳くらいまでの期間を、瀬戸内海に面したふたつの町で過ごしました。もうずいぶん以前のことです。どのくらい以前かというと、いまの瀬戸内海は、ある種の文脈では「死の海」などと呼ばれるほどにさまざまに汚染…
2017.4.2
書き順と習字(2)
前回|1|  なにごとも適当でいいとは、ごまかす、さぼる、ずるく立ちまわる、というようなことではない。自分に出来る範囲が自分であるという決意、つまり、そのときの自分自身を、いったんは全面的に肯定することだ。  入学式のあ…
2015.11.4
深まりゆく秋です
 たとえば、深まりゆく秋という日本の季節感のなかをオートバイでツーリングしていてめぐりあう食べもの、飲みものについてすこし書いてみようかなと考え、過去の体験をあれこれよみがえらせていて、ひとつ面白いことに気づいた。日本の…
2015.10.19
男だって子供を生まない
 いまの日本の社会が持っているはっきりした傾向のひとつとして、出生率の低下をあげることが出来るという。子供を生まない人たちが増えていて、しかもその傾向はこれからさらに強まっていくのだそうだ。  子供を生まない女性が増えて…