884編公開中。 今を映す手鏡のように
写真集 の一覧
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2017.7.29
LAでは笑うしかない、というLA的な態度
縦書き
『アウトレイジャス LA』というタイトルの写真集におさめてある百点のカラー写真を、ひとつひとつ、じっくりと見おわったところだ。LAに生まれてそこに育ったLAネイティヴのジャーナリスト兼写真家のロバート・ランドーが、自分の…
2017.7.26
モノクロームはニューヨークの実力
縦書き
 アンドリアス・フェイニンガーが自ら編集した写真集『一九四〇年代のニューヨーク』は、ぼくにとっては一機の非常にすぐれた出来ばえのタイム・マシーンだ。一九四〇年代という時間はとっくに過ぎ去ってもうないし、現在のニューヨーク…
2017.7.25
イースト・サイドの、暑い日の午後の消火栓
縦書き
 それほど緊急の用事でもない、という感じでパトロール・カーがくる。歩道に寄ってそのパトロール・カーはとまり、サマータイム・ユニフォームを着た中年の警官がふたり、外に出てくる。ひとりは居心地悪そうにあたりを見まわし、レンチ…
2017.7.1
少年の頃、写真家は、夏の日を見ていた
縦書き
 ジョエル・マイエロヴィッツの新しい写真集を手に入れた。『夏の日』というタイトルの写真集だ。『夏の日』というようなタイトルのもとに、マイエロヴィッツがどのようなカラー写真を見せてくれるのか、大いに期待して、僕はこの写真集…
2017.4.22
人間の人工的な性質を確認するワイルドな場所
縦書き
シエラ・クラブの本を五冊。美しい写真を見ながら、ひとりで感じたこと、考えたこと。(1) “Earthborn”というタイトルの写真集を、僕はついさきほど見終わったところだ。見ながら、そして見終わっ…
2017.2.7
カウボーイ・カントリーを夢に見ながら
 人は一生のあいだにいろんな場所を体験する。生まれ育ったところ以外の場所は、旅行で体験することが多い。仕事その他の都合で思いもかけなかったところに移り住む場合も、頻繁にある。  直接の体験以外に、間接的なかたちで、自分の…
2016.12.9
戦争は、写真うつりがいい
縦書き
『アメリカ海軍の戦争写真』というタイトルの写真集を、僕はいま見ている。《真珠湾から東京湾まで》と、サブ・タイトルがついている。  ジャケットに使ってある写真は、バンカー・ヒルという名前のアメリカ海軍の航空母艦が、一九四五…
2016.10.25
個人的な絵葉書における、写真と民主主義の関係
『燃える大平原と紙でつくった月』のような本は、たっぷりと時間があるときには、ほんとにいいものだ。この本のなかには一九〇〇年から一九二〇年にかけてのアメリカ各地で作られて使用された絵葉書が二百ページちかい分量のなかに、どっ…
2016.10.24
しかし、アメリカには、貧乏もよく似合う
 いま世界でいちばん豊かな国はアメリカだと、多くの人が思っている。いちばん強くて、いちばん豊かで、あらゆる面で世界をリードしているのはアメリカだと、たいへんに多くの人たちが、すんなりと思っている。アメリカぜんたいが、面白…
2016.8.29
イングリッド・バーグマンの写真集を逆に見ながら
 イングリッド・バーグマンの写真集を、かなり時間をかけていま僕は見たところだ。この一冊の写真集のなかに、イングリッドの写真が、モノクロームによって九十七点収録してある。かつての映画スターたちをスタジオで撮影したポートレー…
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