948編公開中。 今を映す手鏡のように
リチャード・ブローティガン の一覧
2020.5.29
マヨネーズ、という一語で終わる本
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 リチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』は、デル・ブックスというペーパーバック叢書のローレル・エディションで刊行される以前に、いろんなかたちでいくつかのところに発表された。だからローレル・エディションの初版を持…
2020.3.10
それをマヨネーズ・ブックと称したい
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 一九七二年の確か七月だったと思う。三十代の前半に入ったばかりの僕は、ホノルルのダウンタウンで定宿に滞在していた。南ベレタニアのそのあたりは、いつもは東京にいる僕にとって、一九五〇年代なかばから知っている、故郷のような場…
2017.6.4
ぼくはなぜブローティガンをいちどにぜんぶ読まないか
縦書き
 丹後半島で白い灯台を見たあと汽車を乗りつぎ、最終的には新幹線で東京へ帰ってきた。  6月の東京は、薄曇りだった。いっしょうけんめいに歩くと暑そうだが、いっしょうけんめいでなければ快適な気温のようだったから、ぼくはいっし…
2015.10.26
ホノルル・ブックストアへ歩くまでに
縦書き
 リチャード・ブローティガンという作家の『アメリカの鱒釣り』について、その本を実際に自分で手に入れる以前に、なんらかの情報源をとおして、多少は知っていた。まったく面白い作品であるとか、素晴らしい試みであるとか、あるいは、…