972編公開中。 今を映す手鏡のように
ハードボイルド の一覧
2018.3.23
父親と息子のハードボイルド人生
縦書き
 スティーヴン・ハンターのペイパーバックが八冊、今回の写真のなかにある。アール・スワガーという男性と、その息子であるボブ・リー・スワガーを主人公にした、時間軸と物語が父と息子の二代にわたる、たいそうラギッドにハードボイル…
2018.3.5
この世の終わりを見続ける
縦書き
 コーマック・マッカーシーの小説を三冊、続けて読んだ。写真のなかでいちばん左にあるのが、処女作だという『果樹園を守る人』という作品で、一九六五年に刊行された。それから四十年後、二〇〇五年の『老いた男たちの国でなく』が、ま…
2018.2.21
アメリカン・ノワールの傑作
縦書き
 前回の僕は写真について説明していない。本文とは関係のない、飾りとしての写真だったが、いちおう説明しておこう。『死を賭けて』を一九六二年に発表したあとのダン・J・マーロウは、個別の主人公を持つそれぞれ独立した作品を、一九…
2018.2.19
もっともハードなハードボイルドとは
縦書き
 ダン・J・マーロウという作家の最初の長篇『死を賭けて』と、その続編である『ワン・エンドレス・アワー』の主人公、アール・ドレイクという男性は、犯罪の世界とは関係のないまともな社会に存在するものに例えるなら、彼は優秀な海兵…
2018.2.16
ひき続きダン・J・マーロウを読む
縦書き
 今回はまず写真について説明しておこう。横にならんでいる三冊のペーパーバックのうち左端にあるのは、僕にとっての最初のダン・マーロウとなった、『死を賭けて』の一九六二年に刊行された初版だ。かつて僕はこれを持っていたし、読み…
2018.2.14
「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」②
縦書き
『ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス』と、片仮名をいくつも続けて書くのはつらいので、意をとった仮の日本語題名として、『死を賭けて』と書くことにする。先月号(*13「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」)に書い…
2018.2.12
「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」
縦書き
 昨年のいつだったか、『コロラド・キッド』というミステリーのペーパーバックを買った。作者はスティーヴン・キングだ。『コロラド・キッド』という題名には惹かれるものがあった。この題名でキングがいったいどんな物語を書いたのだろ…