882編公開中。 今を映す手鏡のように
『日本語の外へ』 の一覧
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2019.7.19
僕の国は畑に出来た穴だった 3
前回(2) この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──ペシミズムを越えようとしていいのか」 に収録されたものです。 3  幼い僕が初めて自分の国というものに気づいたら、その国は戦争をしていた。戦争をしていたという言…
2019.7.19
僕の国は畑に出来た穴だった 2
前回(1) この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──ペシミズムを越えようとしていいのか」 に収録されたものです。 2  まだごく幼い僕がふと気づいたら、日本つまり自分の国は勝つはずのない戦争をしていた。勝つはずの…
2019.7.19
僕の国は畑に出来た穴だった 1
この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──ペシミズムを越えようとしていいのか」 に収録されたものです。 1  僕はいま一枚の写真を見ている。八十センチ四方ほどの大きさにプリントされた、黒白の航空写真だ。ニメートルほ…
2018.9.12
ヴァージニア・ケリーの死
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  その日の僕がたまたま見たCBSの『イーヴニング・ニュース』の冒頭で、クリントン大統領のお母さんが亡くなったことが報じられていた…
2018.9.10
ヒラリー・ロダム
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  ビル・クリントンが大統領になってからずっと、アメリカ国内で放映されるTVニュースの画面に彼の妻、ヒラリー・ロダム・クリントンが…
2018.9.7
ラディカルさの筋道
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  一九四二年十二月のあの日曜日、ジョージ・ブッシュは教会での礼拝へいく途中、あるいは帰り道、大学のキャンパス内を歩いていた。日本…
2018.9.5
アメリカ国内文脈ではなく、世界文脈の英語を
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この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──世界とは母国語の外のこと」 に収録されたものです。  アメリカの人たちがアメリカ国内で日常生活を送っていく文脈のなかで使う、彼らにとっての母国語つまり普通に言われているとこ…
2018.9.3
現実のしがらみと「私」
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この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──世界とは母国語の外のこと」 に収録されたものです。  英語は、客観的で実証的な性能を持った、事実に則した言語だ。自分の外にある世界を、あくまでも外の世界としてのみ、表現して…
2018.8.31
頭のなかが日本語のままの英語
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この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──世界とは母国語の外のこと」 に収録されたものです。  クリントン大統領と会談するため、一九九三年四月、アメリカを訪れた日本の首相は、ABC–TVの『ジス・ウィーク デイヴィ…
2018.8.29
「彼らはとにかく頑固だよ」
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  東京サミットのために日本へ来たクリントン大統領は、日本のあと韓国を訪問した。アメリカの大統領としては初めて、北側との軍事境界線…
2018.8.27
「モースト・インポータント」とは?
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この作品は、『日本語の外へ』「第2部 日本語──世界とは母国語の外のこと」 に収録されたものです。 「大統領とのフレンドシップはモースト・インポータント」なものです、と日本の首相がアメリカのTV番組で言うとき、そのフレン…
2018.8.24
小さく三角形に折りたたんだ星条旗
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  ハンティントン・ビーチから海に向けて突き出ている桟橋の途中にある食堂で、僕は彼とふたりで遅い昼食を食べていた。彼は僕より年上の…
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