972編公開中。 今を映す手鏡のように
『ブックストアで待ちあわせ』 の一覧
2017.2.17
女性ボディビルダーの魅力を支える、苦しみの個人史
 アメリカの女性ボディビルダーたちのヴィデオ・テープをぼくは見たことがある。何人かのフィーメイル・ボディビルダーたちが画面に登場し、自分とボディビルディングとの関係について、まず手みじかに語る。  理想の状態に近づくため…
2017.2.1
岩波写真文庫が切り取ったモノクロームのアメリカ
 昔、といってもそれほど昔ではないのだが、岩波写真文庫という文庫のシリーズがあった。発行していたのは、岩波書店だ。  創刊されたのは一九五〇年くらいではないだろうか。およそ考えうるありとあらゆるテーマをモノクロームの写真…
2016.4.24
デリア・エフロンの二冊の本が描く、アメリカの子供の世界
 デリア・エフロンの二冊目が出た。今度のタイトルは『ティーンエイジ・ロマンス』という。アメリカでは一九八二年九月に書店にならんだのだが、ぼくは十一月になってから東京で手に入れた。  デリア・エフロンの一冊目である『まるで…
2016.3.5
ジェーン・フォンダというアメリカ女性の場合
 映画『黄昏』のなかに、ジェーン・フォンダがバックフリップをやってみせるシーンがある。バックフリップ、つまり、背面回転飛びこみだ。ヘンリー・フォンダが演じている父親を相手に、彼の娘役のジェーンが言い争いをし、激しく感情を…
2016.1.26
服は雄弁な言葉だ。気をつけて着こなそう
 エミリー・チョーというニューヨーク女性がリンダ・グローヴァーと共著でものした一九七八年の本『ルッキング・テリフィック』を、ついさっき、ぼくは読みおえた。  買ったブックストアのレシートが、はさんであった。ホノルルのウォ…
2016.1.15
ABCで苦労する子供たちと、ひらがなで楽をする子供たち
 昨年の十二月三十一日の午後、ぼくは東京にいた。東京の片隅でふとひらめくものがあり、そのひらめきにもとづいて洋書店へいき、アメリカおよびイギリスのABCブックを、目につくはじから買ってみた。ABCブックは、じつにたくさん…
2015.12.18
発情期少年の興味にこたえて、アメリカのSFがはじまった
 アメリカでは、一九三〇年代からずっと、SFが娯楽のジャンルとしてつづいてきている。いま急にブームになったものではないのだ。  アメリカのSFは、どんなところにそのルーツを持っているのだろうか。エドガー・アラン・ポー、ジ…
2015.12.14
一台のオートバイが、ひとりの現代人を不安から救った
『息子と私とオートバイ』を書くための基本的な体験となったオートバイ旅行をしたとき、著者のロバート・パーシグは三十九歳だった。十一歳になる息子のクリスとタンデムで、ミネソタ州のミネアポリスからカリフォルニアまで、一台のオー…