972編公開中。 今を映す手鏡のように
2004年 の一覧
2016.5.2
日本史のなかの最初の国民投票
二〇〇四年一月六日*本文末「まえがき」参照  二〇〇三年十一月の総選挙で使われた自民党のマニフェストのなかに、次のような項目があった。「結党五十年の二〇〇五年十一月に改正憲法の草案をまとめ、国民的な議論を展開する」。この…
2016.5.1
そして国家がなくなった
二〇〇四年三月十五日*本文末「まえがき」参照  一九九一年の湾岸戦争のあと、「国際社会における日本の役割に関する特別調査会」というものが、日本で政治家たちによって作られた。そしてここから出てきたのが、日本は普通の国になる…
2016.4.9
「弱い円が日本の政策である」
ー2003年11月10日*ー  円とドルの関係をめぐる記事を新聞から切り抜いておくと、ひと月もするとそれはたいへんな量になる。こんなに情報があると収拾がつかなくなるのではないかと思うほどの量だ。円高とドル安の推移が、日々…
2016.4.1
なにもなしで始めた
 ひとり立ちという自立を曲がりなりにも始めたのが、僕の場合は大学を卒業した頃だったとすると、その頃の僕にはなにもなかった。なにしろ自立なのだから、多少は当てになるもの、あるいは足場や手がかりなど、少しにせよあってもおかし…
2016.3.22
考えるとはなになのか
 頭は生きているうちに使え、という言いかたはいつ頃からあるものなのか。最近はあまり聞かないように思う。僕が子供の頃、大人たちはなにかあればこう言っていた。頭は生きているうちに使え。なるほど。生きるとは頭を使うことか。  …
2016.3.21
「時代」は「自分」にまかせろ
 もはや数十年前のことになるけれど、あるときあるところに僕は生まれた。そのときそこに生まれた、と言ってもいい。具体的に言いたくなくてこう言っているのではなく、「時代」のなかには生まれていない、ということを言いたいからだ。…
2016.3.20
自分とはなにか
 自分とは、生まれてから現在まで生きてきた、そしていまもこうして生きているこの個体である、という言いかたは、確かに事実の一面を言いあらわしている。では、その個体は、いま、なになのか。こういう質問にはどう答えればいいのか。…
2016.3.19
自分らしさを仕事にする
 なんらかの仕事をし、それに対する報酬を金銭で受け取り、その金銭で自分の生活の全域を維持させていく、というもっとも一般的な意味での仕事を、この僕といえどもおこなっている。おこなっているどころではない、のべつまくなしにびっ…
2016.3.13
日は暮れた、道はどこ
 ある民間の企業が、日本全国の中学生を対象に、勉強に関してアンケート調査をした。その結果わかったことには、驚愕をとおり越して戦慄を覚える。この国はもう終わった、という性質の戦慄だ。自分の勉強方法は、とにかく暗記してしまう…
2016.3.12
「わからない」と答える人たち
 アメリカとイギリスがイラクに対しておこなう戦争を、日本が支持することについてどう思うかというアンケート調査に、「わからない」と答えた人たちの数が半数を越えていた。やっかいな問題であることは確かだが、いくら考えてもわから…
2016.3.10
あのときの日本といまのこの日本
 もっとも効果的な戦いかたは、日本軍の本土である日本を直接に爆撃することではないか。日本を相手におこなっていた戦争の初期に、アメリカはこう思った。アイディアがひとつ、閃いたわけだ。そしてそれは、単なる優れたアイディアでは…