700編以上公開中。 今を映す手鏡のように
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2018.7.13
ジープが来た日
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  猛暑、と新聞もTVも呼んだ日の夕方、ふと入った書店の棚に、『ジープ 太平洋の旅』(ホビージャパン)という本を僕は見つけた。その…
2018.7.11
もっとも良く送られた人生
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  アメリカというシステムは、世界じゅうから才能のある人材を集めるシステムだと理解すると、それはもっとも正解に近い。それぞれに独特…
2018.7.9
個人主義にもとづく自由と民主の視点
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──フリーダムを実行する」 に収録されたものです。 1  アメリカについて自分にはどのようなことが書けるのか。体験を私有物のようにして少しずつ披露するのではなく、紀行文でも旅…
2018.6.29
ちょっと外出してピストルを買って来る
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この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  アメリカ国内のTVニュース番組をふと見ると、画面にはたいへんにアメリカ的な光景が映っている。とある町の、銃砲店の内部だ。充分に…
2018.6.18
英文字は急速に日本語になりつつある
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〈書評〉キャサリン・A・クラフト著 里中哲彦編訳『日本人の9割が知らない英語の常識181』  日本人の9割が知らないという英語の常識が、181項目も説明されている。常識を知らなければ、その英語は間違いだらけだ、ということ…
2018.6.15
モカを飲んだらその歴史も知ろう
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〈書評〉旦部幸博著『珈琲の世界史』  日が少しだけ長くなった冬の午後のひととき、コーヒーを飲みながらコーヒーの世界史について一冊の平明な本を読んで楽しむ、ということを僕は思いついた。  思いついてさっそく実行に移した結果…
2018.6.13
消えた東京はゼニ・カネのために消えた
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〈書評〉富岡畦草、富岡三智子、鵜澤碧美著『変貌する都市の記録』  写真に撮られた場所はまだあるだろう。しかしその場所にかつてあった建物、建造物、人、自動車など、もはやいっさい、どこにもない。どこへ消えたのか。1950年代…
2018.6.11
食事も酒も論理でつながれている
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〈書評〉石田千著『箸もてば』  題名の『箸もてば』とは、自分で作った食事を、さあ、食べるぞという瞬間、あるいは、いま食べているさなかのことだ。食事という論理の筋道の、ちょうど中間だ。  物事には順番がある。順番とは、言う…
2018.6.8
人生を自分で考えるための材料集
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〈書評〉竹信三恵子著『正社員消滅』  当時の私は「正社員」ではなく、ただの会社員だった。と、この本の著者は、はじめに、と題した短い文章のなかで書いている。当時とは、著者が新聞社に入社した、1970年代の後半だ。  もっと…
2018.6.6
バブルは消えたのか、目の前にあるのか
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〈書評〉永野健二著『バブル 日本迷走の原点 1980—1989』  日本におけるバブルの起点は一九八六年だという。当時の働き盛りの日本人男性が四十六歳だったとすると、彼らが社会的な第一線をしりぞいてすでに十数年が経過して…
2018.6.4
映画には「消えた東京」が残っている
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〈書評〉宮崎祐治著『東京映画地図』  ひとりの読者として見当をつけるなら、1500本くらいだろうか。これだけの数の日本映画のなかに、東京でロケーション撮影された場面を見つけ出し、短い文章とイラストレーションによって描いた…
2018.6.1
ふたとおりの恐怖がやがてひとつになる
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〈書評〉東京大空襲・戦災資料センター監修 山辺昌彦・井上祐子編『東京復興写真集 1945~46 文化社がみた焼跡からの再起』  アメリカ軍による日本全土への空爆が激しさを増していた1944年の秋に僕は東京を逃れて祖父の家…
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