700編以上公開中。 今を映す手鏡のように
1 2 3 4 5 6 7 »
2018.8.5
キノコ雲の切手
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  第二次大戦シリーズという組み切手を、アメリカの郵便公社は一九九一年から発行してきた。やがてなにかあるかな、と僕は思わないでもな…
2018.8.3
犬にでもくれてやれ
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──湾岸戦争を観察した」 に収録されたものです。  クエートという国は、イギリスの都合によって、あるときいきなり作られた。都合とは、中東に対するイラクの影響力を削ぐことだ。イ…
2018.8.1
八月二日、軽井沢、快晴
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──湾岸戦争を観察した」 に収録されたものです。  その年の夏、七月の終わり、僕は軽井沢にいた。仕事は例によって多忙だった。そうではなくても、軽井沢に本来なら僕はなんの用もな…
2018.7.30
グレン・ミラー楽団とともに
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  アメリカがいちばん良くわかるのはメモリアル・デイだと、僕は子供の頃から思っている。メモリアル・デイは、要するにアメリカの戦争の…
2018.7.27
真実はまだ明かされない
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──フリーダムを実行する」 に収録されたものです。 1  ケネディ大統領が暗殺されてから四十年近くになる。ケネディについて語るとき、この暗殺の当日にあなたはどこにいてなにをし…
2018.7.25
大統領が引き受けたこと
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  一九九五年二月の教書演説でクリントン大統領は、中間層を広げ貧困層を小さくしていくことを、国内における最大の課題として力説した。…
2018.7.23
大統領の得点
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──湾岸戦争を観察した」 に収録されたものです。  二月二十六日、サダムが自分の軍隊にクエートからの撤退を命じた日、そして連合軍がクエートを解放した日、ブッシュ大統領が語った…
2018.7.20
午後を過ごす最高の場所
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。 1  こともあろうに真夏にストライキだ。そしてそのストライキは妥結しないだろう、と僕は思う。したがって、アメリカのメジャー・リー…
2018.7.18
キャロル・ホルトグリーン
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  キャロル・ホルトグリーンはF–14という戦闘機のパイロットだった。アメリカの女性の軍人だ。航空母艦への着艦訓練をしていたとき、…
2018.7.16
煙草をお喫いになりますか
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  十六世紀に船で初めて南アメリカ大陸へ渡ったスペイン人によって、煙草はヨーロッパにもたらされた。そこから世界へと広がっていく煙草…
2018.7.13
ジープが来た日
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  猛暑、と新聞もTVも呼んだ日の夕方、ふと入った書店の棚に、『ジープ 太平洋の旅』(ホビージャパン)という本を僕は見つけた。その…
2018.7.11
もっとも良く送られた人生
縦書き
この作品は、『日本語の外へ』「第1部 アメリカ──遠近法のなかへ」 に収録されたものです。  アメリカというシステムは、世界じゅうから才能のある人材を集めるシステムだと理解すると、それはもっとも正解に近い。それぞれに独特…
1 2 3 4 5 6 7 »