972編公開中。 今を映す手鏡のように
写真 の一覧
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2017.7.22
沢水を満たし、小さな花をひとつ浮かべる
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 アーリー・ウインターズ社で買った透明なビニールの洗面器だ。折りたたんで平たくなっているのを広げ、そこへ水を満たす。外へ広がる水の重さによって、底は平らになり、壁は垂直に立つ。ぜんたいが透明だから、沢水をくんできて満たす…
2017.7.20
日本のMの字 その2
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 ここにもあのMの字がある、と思って撮ったのではない。グラフィックな面白さに惹かれて撮った。ただそれだけのことだ。しかしその二点をこうして左右のページに配置したのち、あらためて観察すると、東京の景観のなかに点在するディテ…
2017.7.18
江戸を歩く
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 七〇ページ*〔写真・右〕そしてその左隣の七一ページ〔左〕にあるふたつの光景は、おたがいによく似ている。よく似ていると言うよりも、同一であると言ったほうが正確だろう。ごくわずかな空間をあいだにはさんで、密接して建つ二軒の…
2017.7.12
時間のテーマ・パークを
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 建てられてからすでに存分な量の時間が経過しているがゆえに、それじたいがすでにそのような時間そのものとなっていると言っていい建物、そしてその周辺。たとえばそのほんの一例として、この二ページ〔写真・上〕にあるような建物とそ…
2017.7.1
少年の頃、写真家は、夏の日を見ていた
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 ジョエル・マイエロヴィッツの新しい写真集を手に入れた。『夏の日』というタイトルの写真集だ。『夏の日』というようなタイトルのもとに、マイエロヴィッツがどのようなカラー写真を見せてくれるのか、大いに期待して、僕はこの写真集…
2017.6.28
ふたりは一九六六年を思い出す
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 ビートルズが日本に来たとき、ぼくはいわゆる「社会人」となって仕事をしていた。フリーランスのライターとして、いろんな雑誌に文章を書くのが仕事だった。親しく仕事をしていたある雑誌の編集員から、ビートルズの記者会見にいかない…
2017.6.22
模型飛行機の午後
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 週末の午後の待ちあわせの場所へ、彼女は、紙包みをかかえてあらわれた。ふと入ったホビー・ショップでみつけて衝動買いしたのだと言いながら、彼女は包みのなかのものをぼくに見せてくれた。  ゴム動力で飛ぶ模型飛行機の組立てキッ…
2017.6.14
傘の記念写真を撮った日
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 傘は絵になる、という法則は充分に成立する、と僕は思う。日常生活のなかにすっかりなじんでいるから、もはや誰も傘に新たな視線を向けることはないようだが、別のページで書いたとおり、開いた状態でもあるいは閉じられていても、傘は…
2017.4.25
人生階段のぼり降り
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 東京の階段は写真の被写体になり得る。いろんな写真を撮ることが出来る。なぜ誰も撮らないのだろうか。東京で過ごした人生の、現実と自分との折り合いの収支決算は多少の赤字だがそれはまあいい、というような写真の主役として、階段は…
2017.4.24
日本のMの字
縦書き
     三八ページ*〔写真・右〕と三九ページ〔左〕の、どちらの写真においても、撮っているときにはまったく意識しなかったのが、安価なハンバーガーの店のMというローマ字のロゴだった。このMの字が、いまの日本のこのような光景…
2017.4.12
明日もたどる家路
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何点かの写真を連続させてひとつのフィクションを作ることが出来る。ここにある十六点の写真〔ページ末参〕は、1から16まで連続させることによって、家路というフィクションになっている。自宅の最寄り駅を出て駅周辺の商店街を抜けて…
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