884編公開中。 今を映す手鏡のように
2004年 の一覧
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2017.3.22
性悪説でいこうか
 監視カメラの設置される場所が急速に増えている。集合住宅のエレヴェーターとその周辺、商店街や歓楽街のあちこち、ATM、コンビニ、駅や空港、駐車場など、それぞれの管理者が、そこを利用する人たちの安全や安心、あるいは防犯のた…
2017.3.14
「と思います」をめぐって
「私は作家になりたいと思います」という言いかたのなかにある、「と思います」の部分は、少しは日本語がわかるという段階の英語世界の人たちには、なかなか理解しにくいようだ。作家になりたい、ということを思うとは、どういうことなの…
2017.3.13
体に悪い日本語
 体に悪い食べ物、というものは確かにあるようだ。ごく普通の食べ物だと思われていて、多くの人が日常的に食べているけれど、そのまま食べ続けるとやがて体のあちこちの機能を損なう、という性質の食べ物だ。このような食べ物を中軸のひ…
2017.2.13
「国際社会の平和と繁栄」とは
ー2004年1月26日*ー 「まえがき」参照  フセイン大統領は拘束された。フセイン政権は倒れた、と言っていい。この政権が復活することは、もはや二度とない。しかしおなじような性質の政権が、やがてイラクに生まれる可能性は、…
2017.2.12
禁止することの快感
ー2004年4月5日*ー 「まえがき」参照  ヴィザなしでアメリカに入国し、九十日までは滞在することの出来る短期の旅行者に対しても、指紋の押捺と顔写真の撮影が強制されることになった。入国管理のゲートで両手の人さし指を左手…
2017.2.10
日本の主権のなかにあるアメリカ
ー2003年10月31日*ー 「まえがき」参照  イラクの復興を支援するための資金の一部として、日本がアメリカから拠出を求められる金額が、一兆円はいくだろう、いやもっとだ、などと話題になったのは、二〇〇三年の九月から十月…
2016.12.29
「思いやり」予算の英訳
ー2004年2月7日ー *ページ末「まえがき」参照  思いやり予算、という言葉がある。日本国内に米軍基地を大規模に維持することにかかわる多額な経費を負担するため、日本政府がさまざまに供出する膨大な額の予算のことだ。この言…
2016.12.28
半世紀を越えてさぼったこと
ー2004年3月14日ー *ページ末「まえがき」参照  日本にとって戦後とは、冷戦が続いていた期間だったようだ。冷戦が終わったあとは次の段階の時代に入ったのだが、日本は気づかないままここまで来た。戦後ずっと、日本はアメリ…
2016.12.11
内容のある良き忠告
ー2004年4月7日ー *ページ末「まえがき」参照  攻めてくる外敵を相手に、自分たちを守るために自衛の戦争をするのはどこまでも正しいことであり、したがってその戦争は正しい正義の戦争である、というのがアメリカの伝統だ。イ…
2016.11.23
社員証と高い付加価値
『スーダラ節』という歌が全国的なヒットになったのは一九六一年のことだ。この歌によれば、サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ、ということだった。文字どおりこの気持ちでいた人たちが多かったと同時に、これでいいのか、このままで…
2016.11.21
日本語が消えていく
 戦後から現在までの六十年近い期間のなかを、日本は五年きざみで激変を繰り返してきた。人も社会も五年ごとに、それまでとは質もかたちもメカニズムも、まるで異なる別のものへと転変していった。焼け跡からの復興、高度成長、バブル、…
2016.11.18
こうして覚えた日本語
 漢字の口(くち)という字は、子供の僕にとっては、ひとつの小さな四角だった。四角い一区画、つまりワン・ブロックだ。この認識は片仮名のロ(ろ)に対しても、まったくおなじようにあてはまった。この口というワン・ブロックのまんな…
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