884編公開中。 今を映す手鏡のように
エッセイ・コレクション の一覧
2015.12.18
発情期少年の興味にこたえて、アメリカのSFがはじまった
 アメリカでは、一九三〇年代からずっと、SFが娯楽のジャンルとしてつづいてきている。いま急にブームになったものではないのだ。  アメリカのSFは、どんなところにそのルーツを持っているのだろうか。エドガー・アラン・ポー、ジ…
2015.12.15
誰がいちばん初めに波に乗ったのか
 誰がいちばん初めにサーフィンを考えついて実行したのか、わかっていない。  ちょっとした板っきれをボディ・ボードに使ったサーフィンは、数千年の歴史を持っているにちがいない。南太平洋の、どこかの小さな島で、ある日、波乗りは…
2015.12.2
地球を照らす太陽光の純粋な原形
 子供の頃から現在にいたるまで、僕はアメリカの雑誌『ナショナル・ジオグラフィック』の愛読者だ。好きな雑誌を一種類だけ選べと強制されたなら、僕は『ナショナル・ジオグラフィック』を選ぶだろう。  もの心がついたとき、この雑誌…
2015.11.24
アイラ・ウッドの『キチン・マン』はなぜ面白いか
 アイラ・ウッド『キチン・マン』 ■面白かったほうの本の話をうかがいましょうか*。  たとえば、アイラ・ウッドの『キチン・マン』ですね。はじめて聞く名前ですし、この小説は彼にとって最初の作品だそうです。劇作はたくさんおこ…
2015.10.30
フォルクスワーゲンを元気に生かしつづけておくには
『あなたのフォルクスワーゲンを生かしつづけておくにはどうすればいいか』という本が、なつかしい。《どんな馬鹿にでもひとつひとつ順を追って修理・メインテナンスできるように書いてあるマニュアル》と、サブタイトルがついている。と…
2015.10.29
最初から絶対に孤独な人たち
 映画『ぼくの美しい人だから』の原作『ホワイト・パラス』(邦訳は新潮文庫『ぼくの美しい人だから』)のことを、ぼくはイギリス版の『エル』に掲載されていた紹介記事で知った。もう二年ほどまえのことだ。この小説は面白そうだ、ぜひ…