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本は被写体としてかなり面白い

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 わかりやすく言うなら、ぼくにとっての心の故郷が、象徴的にここにある。子供むきの本が五冊。どれもゴールデン・ブックの名で親しまれている、アメリカのウエスタン・パブリシング・カンパニーの本だ。アメリカで育った人で、ゴールデン・ブックを知らない人はまずいないだろう。写真にあるのは、下から順に、百科事典、聖書物語、ディズニーのストーリーランド、リチャード・スキャリーのストーリー・ブック、そしてベッドタイム・ストーリーズだ。ぼくは、このような世界のなかで育った。昔に出版されて定評のあるものは、いつまでもほとんどそのままのかたちで出版され続けることが、アメリカの子供の本の世界には多い。ぼくが幼い頃に親しんだのとおなじストーリーや絵が、いまでも手に入る。

(2016年10月29日公開、『彼らと愉快に過ごす−僕の好きな道具について』1987年所収)

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1987年 『彼らと愉快に過ごす──僕の好きな道具について』 アメリカ ゴールデン・ブック 子供
2016年10月29日 05:30
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