もっと客観的で長期的な視野でものを見なさい

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●10/9〜10/15

 いつも駆使している日本語なら、いっさいなにも考えることなく、まったく反射的にすらすらと言えてしまう、明らかに陳腐な言葉のつらなりだ。しかしそれを英語で言わなくてはいけないとなると、どこからどのように手をつければいいのかまるでわからず、したがってそんな自分がまず嫌になる、という状況を作り出す言葉の見本のようなものだ。

 日本語の課題文をよく点検しよう。「見なさい」と言っている。命令文だ。英語で言うときにも、このいちばん基本的な部分は、なんら変わらない。つまりここを動詞にしなくてはいけない、ということだ。

 単に「見る」のではなく、「な視野でものを見なさい」と言っている。「ものを」とはなにか。いまここで自分たちが問題にしていることぜんたい、と解釈してそれをthe whole issueとすると、「見る」のはこれなのだから、これについての「もっと客観的で長期的な視野」を持てばそれでいい。takeという使用範囲のたいそう広い便利な動詞を選ぶと、そこから以下の語順が始まっていく。

片岡義男の Answer:Take a more objective and long-term view of the whole issue.

(毎週月曜更新|『英語で言うとはこういうこと』角川oneテーマ21、2003年所収)


2017年10月9日 00:00