太陽に当たりすぎ

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●7/17〜7/23

英語であろうと何語であろうと、自分はとにかく片言で押し切るのだという方針なら、この課題文は、トゥー・マッチ・サンとでも言っておけば、充分すぎておつりがくるだろう。

 片言は避けたい、なんとか普通に正しい言いかたを心がけたいという方針なら、課題文の日本語のなかにある、「当た(る)」という言葉に、注目しないわけにはいかない。

 当たる、という言葉は、日常語のひとつとして、ほぼ万能と言っていい。じつにさまざまな内容のアクションを、当たる、あるいは当てる、というひと言で言いあらわすことが出来る。

 この課題文での使用例は、炬燵に当たる、焚き火に当たる、といった懐かしくも素朴な表現の、延長線上にあるものだ。射してくる太陽光線を自分の体に当てるという、この言いかたを超える素朴さは見つからない。

 英語の例文では、太陽に対する露出過多という、これ以上はないような科学的な言いかたになっている。

片岡義男の Answer :over exposure to the sun

(毎週月曜更新|『英語で言うとはこういうこと』角川oneテーマ21、2003年所収)

 


2017年7月17日 00:00