僕はもういつでも出かけられるよ

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●4/3〜4/9

IMGP1452

 場面を想定しておかなくてはいけない。ふたりの人、たとえば夫婦が、ふたりで外出するために、したくをしている。夫のほうが先にしたくが出来る。彼は妻を待っている。やや待ってから、「僕はもういつでも出かけられるよ」と、声をかけてみる。ひとつの例として、こんな場面での彼の台詞だ。

 きまった言いかたが昔からあり、いまでもそれが現役であるなら、それを知っているに越したことはない。ある一定の意味を、そしてそれだけを、その言いかたで確実に伝えることが出来るのだから。例文の英語は、昔からあるきまった言いかただ。

 ここでのreadyは、準備が整っている、という意味だ。冒頭にはI amが省略されている。そして文末には、youにかかわるほうのreadyが、これも省略されている。直訳してみると、この言いかたの構造がよく見える。「きみが用意出来たときには、僕も用意が整っているよ」という構造だ。日本語の課題文は「僕」だけのこととして言いあらわしているが、英語だとふたりが対等におなじ場面のなかにいる。

片岡義男の Answer : Ready when you are.

(毎週月曜更新|『英語で言うとはこういうこと』2003年所収)

 


2017年4月3日 05:30