十八歳以上であること

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●1/9〜1/15

eg170109
photo-©Hideaki Sato

 日本語の課題文は次の三つの部分に分解することが出来る。「十八歳」「以上」「であること」の三つだ。

「十八歳」は eighteen でいい。だからこの部分はかたづいたとして、英語で言うときにいちばん先頭に位置すべき言葉は、「であること」の部分だ。そしてこの部分をさらに観察すると、「である」と「こと」のふたつに切り離すことが可能だ、というようなことがわかる。

「こと」とは、なになのか。言いあらわそうとしている内容としては、制限的な命令だ。英語でこの「こと」に対応するのは、must という一語だ。「である」は、そこにあらわれたその人が、「(十八歳以上)である」ということだから、その人がそこにそうある、という状態を言いあらわす基本語の be が対応する。そしてこのふたつを must be とつなげると、「であること」になる。

「以上」とは、この課題文の文脈では、十八歳よりも歳をとってること、という意味だ。英語らしく厳密に考えると、十八歳あるいはそれ以上、という言いかたになる。

片岡義男の Answer : Must be eighteen or older.

(毎週月曜更新|『英語で言うとはこういうこと』2003年所収)

 


2017年1月9日 06:00