とても親しい大切な人とのあいだに誤解を生んでしまう原因

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●3/27〜4/2

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「誤解を生んでしまう原因」という言いかたは、いまの日本語ではごく普通のものだ。つまり、いまふうに冗長で無駄がある。無駄な言葉数が、口に出して喋るときには節のようなものを作り、その節がさらに説得力を生んだりする。しかし、無駄は無駄でしかない。

 原因があってこそ誤解が生まれるのだから、誤解の原因、と言えばそれで充分だ。そして英語で言うには、このとおりを英語にすればいい。the cause of misunderstandingだ。

 日本語では「とのあいだに」となっている部分が、英語だとwithの一語で間に合っていることが、例文を観察するとすぐにわかる。このwithもまた、使いかたと意味の多様さは尋常ではない。

「とても親しい大切な人」は、英語の言いかたでは、もっとも近しくもっとも親愛な、となっている。語呂の良さも手伝って、このように口をついて出てくる、きまった言いかただ。

片岡義男の Answer : the cause of misunderstanding with your nearest and dearest

(毎週月曜更新|『英語で言うとはこういうこと』2003年所収)

 


2017年3月27日 05:30