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エッセイ

[モールスキンの手帳]

 書きとめておきたいことはすべてなんでも書いておくことのできる、そしてそうしたければいつも身につけていることのできる、なんでも帳、大福帳としての手帳あるいは小型のノートブックとして、僕がもっとも好んでいるモールスキンの手帳が、4ページと5ページにまたがる見開きのなかにある〔冒頭画像〕。1980年代の初めに外国で見て気にいり、30冊ほど買ったのがこのモールスキンとのつきあいの始まりだった。けっして使わないわけではないけれど、縦横に使いこなしているわけでもないという、明らかに中途半端なつきあいだ。それから数年後にはどこでも見かけなくなった…

底本:『文房具を買いに』角川文庫 2010年
『文房具を買いに』東京書籍 2003年所収

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