ふたりで語り合う物語。記憶のなかの、過ぎ去った夏。
ふたりで語り合う物語。記憶のなかの、過ぎ去った夏。
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彼女「もう枯れ葉の季節だわ」
彼 「夏は終わってしまった。意地を張って、まだ僕は半袖のシャツを着ているけれど、夏はどこにもない。僕の記憶のなかにだけ、過ぎ去った夏がある」
彼女「夏はほんとに短いのね。いつの夏も、こんなふうに短かったわ」
彼 「つい昨日までは、暑くて汗すらかいていたのに」
彼女「沖縄へいけば、十月いっぱいくらいまでなら、夏の気持ちでいることは出来るのよ」
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底本:片岡義男エッセイ・コレクション『彼の後輪が滑った』太田出版 1996年
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