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エッセイ

片岡義男の代名詞とも言える「短編」の数々。作品の所々に作家自身のライフスタイルが垣間見える

NEW「東京を撮る」シリーズ

注目作品

人気作品

遠い昔の日に
エッセイ

遠い昔の日に

 大昔のハワイでは、平民も貴族も、だいたい分けへだてなく平等にサーフィンを楽しんでいた。しかし、やは…

雨の京都、主演女優、そして発泡する日本酒
エッセイ

雨の京都、主演女優、そして発泡する日本酒

「たまには対談をしてみませんか。相手は主演女優です」  と友人が言った。 「いつ、どこで、誰と」…

風をかっさらうようにして、チョッパーがハイウエイをまっすぐに飛んでいく。よく冷えたバドワイザーが手近にある
エッセイ

風をかっさらうようにして、チョッパーがハイウエイをまっすぐに飛んでいく。よく冷えたバドワイザーが手近にある

 アメリカのチョッパー乗りたちのための専門誌『イージーライダーズ』が、いまでも健在だ。創刊されてすで…

だから三歳児は泣いた
エッセイ

だから三歳児は泣いた

 二十五歳のとき、僕は自分の写真をすべて捨ててしまった。ゼロ歳から二十五歳までのあいだに、僕の手もと…

ロッキング・チェア
エッセイ

ロッキング・チェア

 アメリカの中西部、人口が一〇〇〇名に満たない小さな田舎町の町はずれに、その家はあった。大平原地帯の…

8月25日 噴水
エッセイ

8月25日 噴水

 真夏の、美しい快晴の日だった。まっ青な空から、午後の強い陽ざしが、広場に降り注いでいた。ぼくは、広…

正解はブラック・コーヒーの色
エッセイ

正解はブラック・コーヒーの色

 昼食のあと彼はオフィスへ戻った。午後の仕事をはじめて二時間ほど経過して、デスクの外線電話が鳴った。…

「スキヤキ」の次は「スシ」だった
エッセイ

「スキヤキ」の次は「スシ」だった

 一九六一年の日本で「上を向いて歩こう」という歌がヒットした。日本人全員と言っていいほどに多くの人た…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して
エッセイ

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して

 僕と大瀧詠一さんは三十年前に初めて会った。当時のFM各局でオン・エアされていた週に一度の二時間番組…

テキーラの陽が昇る
エッセイ

テキーラの陽が昇る

 会議は二時間、続いた。十五分の休憩があり、会議は再開された。それから一時間が経過していた。さらに一…

大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回
エッセイ

大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回

 ゆきこは辻という名前なのだと、ようやく僕は発見した。旅館の女性従業員が、ゆきこに呼びかけるとき、辻…

東京はなにの都か
エッセイ

東京はなにの都か

 水の都はヴェニスだ。映画の都はハリウッド、そして花の都はパリだ。この場合の花とは、土から生えて咲い…

まず一杯の水をテーブルに
エッセイ

まず一杯の水をテーブルに

 高台の自宅のすぐ近くに階段がある。数えた人によると百三十段あるそうだ。風情のある階段とは言いがたい…

定刻に五分遅れた
エッセイ

定刻に五分遅れた

 一九六〇年代の終わり近く、ひょっとしたら一九七〇年代に入ってから、確か月刊総合雑誌の編集部から、吉…

3月20日 写真
エッセイ

3月20日 写真

 今日は日曜日だ。早朝の六時に起きた。明日は朝の六時に起きようときめて、昨夜は早くに寝た。起きたら、…

湯麺がひとつ本棚にある
エッセイ

湯麺がひとつ本棚にある

 南口にくらべると北口の商店街は静かだ。歩いている人の数が少ないし、若い人たちをまったくと言っていい…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回
エッセイ

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回

 平日の朝、ハルオは登校していく。彼以外にも子供たちが何人か歩いている。学校に向かっているのだ。そし…

ニコンFG
エッセイ

ニコンFG

 F3。FA。FM。FM2。FE。FE2。自分が使うニコンという意味で、以上の六機種があれば僕には充…

カレーライス漂流記
エッセイ

カレーライス漂流記

2016年10月から毎週、1年間に渡って夕刊フジに連載されていたカレーライスを題材にした短い文章をま…

弁当の秋
エッセイ

弁当の秋

 自分が久しく食べていないものはなにだろうか、と秋の始まりの街を歩きながら、ふと思った。食欲の季節と…

おすすめ作品

平和の記念写真
エッセイ

平和の記念写真

 このふたつの光景それぞれに、心惹かれるものがあった。だからこそ僕はそれらを……

おすすめポイント

自分が撮った写真をかなりの時間を経て見返す時、その写真を「撮った理由」は忘れているかもしれません。しかし時代を遡り、その写真が「撮れた理由」に想いを馳せることはできるのではないでしょうか。

川があり、橋があり、ホテルもあった
エッセイ

川があり、橋があり、ホテルもあった

 僕が十歳だった年、夏の終わりのある日の小さな出来事を、いまでも覚えている。僕宛……

おすすめポイント

少年時代に疎開先で受け取った1枚の葉書。そこに記されたホテルの名称の謎。半世紀の間、謎となっていたそのホテルが、偶然手にした写真集で見つかります。写真の持つ「時間と空間を超える力」を感じさせる一篇です。

なぜ、そんな写真を撮るのか
エッセイ

なぜ、そんな写真を撮るのか

 残暑がついに終わろうとしている、よく晴れた平日の午後、下北沢の喫茶店で僕が落ち……

おすすめポイント

写真は被写体の「現在の姿」を写し撮ります。しかし片岡義男は同時に「経過した時間」を撮っている、といいます。この視点で書き下ろしの「東京を撮る」シリーズを読むと、きっとまた新しい発見があることでしょう。

ジャパニーズ・スタイルを撮ってみましょう
エッセイ

ジャパニーズ・スタイルを撮ってみましょう

「アメリカで刊行されていて、日本でも買えるのですが、絵葉書の本というものがあるの……

おすすめポイント

「ジャパニーズ・スタイル」といっても単に「和の風景」を撮ろうということではありません。対話形式で綴られる写真論からは、日本という国のまさに「今」の姿が浮かび上がってきます。

この貧しい街の歌を聴いたかい
エッセイ

この貧しい街の歌を聴いたかい

「きみが言っているジャパニーズ・スタイルというものが、わかってきたよ。僕が写真を……

おすすめポイント

片岡義男の撮る写真にはよくポスターの一部が写り込んでいますが、ポスターで注目すべきは絵柄や写真ではなく、そこに使われている「言葉」だと言います。ポスターのある街の風景から見えてくるものとは……。

写真を撮っておけばよかった
エッセイ

写真を撮っておけばよかった

過去は巨大な教訓だ。偉大な反省材料だ。教訓も反省も、僕の過去のなかにすら、おそら……

おすすめポイント

今や誰もがスマホで手軽に写真を撮れる時代。あなたは「ただ なんとなく」写真を撮っていませんか? このエッセイを読むと、シャッターを押す毎に、思わず背筋がピン!と伸びることになるかもしれません。

新着作品

コーヒーに俳句が溶けていく
エッセイ

コーヒーに俳句が溶けていく

 この冬最初の寒気が日本列島に流れ込んでいるという日の夜、三人で寿司を食べた。いつもの私鉄沿線のほど…

「スキヤキ」の次は「スシ」だった
エッセイ

「スキヤキ」の次は「スシ」だった

 一九六一年の日本で「上を向いて歩こう」という歌がヒットした。日本人全員と言っていいほどに多くの人た…

かき氷は食べましたか
エッセイ

かき氷は食べましたか

 待ち合わせのカフェに彼はすでに来ていた。大きな楕円形のテーブルの一角で椅子にすわって脚を組み、小さ…

旅は日曜日に始まる
エッセイ

旅は日曜日に始まる

 仕事でときたま会う三十代の男性から、つい先日、「ゲッスイキンのことを英語でなんと言うのですか」と訊…

旅先にうまい水あり
エッセイ

旅先にうまい水あり

「旅先にうまい水あり」というフレーズは、友人からもらったものだ。このタイトルでなにか書いてみろと言っ…

湯麺がひとつ本棚にある
エッセイ

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 南口にくらべると北口の商店街は静かだ。歩いている人の数が少ないし、若い人たちをまったくと言っていい…

東京はなにの都か
エッセイ

東京はなにの都か

 水の都はヴェニスだ。映画の都はハリウッド、そして花の都はパリだ。この場合の花とは、土から生えて咲い…

弁当の秋
エッセイ

弁当の秋

 自分が久しく食べていないものはなにだろうか、と秋の始まりの街を歩きながら、ふと思った。食欲の季節と…

醬油味への懐疑の念とは
エッセイ

醬油味への懐疑の念とは

 自分が食べたものに関する記憶で、もっとも遠くまでさかのぼることの出来る記憶は、いったいなにだろうか…

定刻に五分遅れた
エッセイ

定刻に五分遅れた

 一九六〇年代の終わり近く、ひょっとしたら一九七〇年代に入ってから、確か月刊総合雑誌の編集部から、吉…

コーヒーに向けてまっ逆さま
エッセイ

コーヒーに向けてまっ逆さま

 一九六六年だった、ということにしておこう。誤差はあったとしても、せいぜい半年から一年だ。季節は夏の…

まず一杯の水をテーブルに
エッセイ

まず一杯の水をテーブルに

 高台の自宅のすぐ近くに階段がある。数えた人によると百三十段あるそうだ。風情のある階段とは言いがたい…

こうして居酒屋は秋になる
エッセイ

こうして居酒屋は秋になる

鯖の文化干し 豚の角煮 ゆ柚ず子白菜 鳥軟骨揚げ かま焼き えんどう豆 塩らっきょう ところてん 海…

栗きんとんと蒲鉾のあいだ
エッセイ

栗きんとんと蒲鉾のあいだ

 今年の夏は夏至の日に鰻を食べた。確か知人たちふたりといっしょに、三人で。僕は鰻ではなくてもよかった…

大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回
エッセイ

大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回

 ゆきこは辻という名前なのだと、ようやく僕は発見した。旅館の女性従業員が、ゆきこに呼びかけるとき、辻…

洋食屋から歩いて五分で古本屋
エッセイ

洋食屋から歩いて五分で古本屋

 中年の男性ひとり。年齢不詳という佳境にさしかかっているがゆえに、妙齢という言葉がまさにふさわしくな…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回
エッセイ

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回

 平日の朝、ハルオは登校していく。彼以外にも子供たちが何人か歩いている。学校に向かっているのだ。そし…

料理本の思想
エッセイ

料理本の思想

 毎日の食事でいちばん大切なのは、おいしく食べることだと僕は思う。おいしい食べかたの具体策はさまざま…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回
エッセイ

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回 『銀座…

一杯だけのコーヒーから
エッセイ

一杯だけのコーヒーから

 コーヒー豆のことは英語でもコーヒー・ビーンズと呼ばれている。しかしあれは豆ではない。コーヒーの木に…

作品一覧

コーヒーに俳句が溶けていく

2021.08.03

コーヒーに俳句が溶けていく

 この冬最初の寒気が日本列島に流れ込んでいるという日の夜、三… →続きを見る

「スキヤキ」の次は「スシ」だった

2021.07.27

「スキヤキ」の次は「スシ」だった

 一九六一年の日本で「上を向いて歩こう」という歌がヒットした… →続きを見る

かき氷は食べましたか

2021.07.20

かき氷は食べましたか

 待ち合わせのカフェに彼はすでに来ていた。大きな楕円形のテー… →続きを見る

旅は日曜日に始まる

2021.07.13

旅は日曜日に始まる

 仕事でときたま会う三十代の男性から、つい先日、「ゲッスイキ… →続きを見る

旅先にうまい水あり

2021.07.06

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「旅先にうまい水あり」というフレーズは、友人からもらったもの… →続きを見る

湯麺がひとつ本棚にある

2021.06.29

湯麺がひとつ本棚にある

 南口にくらべると北口の商店街は静かだ。歩いている人の数が少… →続きを見る